- 税理士と行政書士
税理士と行政書士
税理士と行政書士は法律に関連する業務を行うという点では、かなり共通しています。実際に仕事をしていく中で、お互いに協力し合う場面も出てきます。相談内容によって、それぞれの専門的な知識を活かしながら、連帯していくことになるのです。
資格を同時に取得する方が多いことからもわかります。二つの資格を同時に持つことで、仕事の幅を広げることが可能です。
二つの資格の共通点としては国家資格であるということ、独立開業を目指すことができ女性の活躍も期待されることを挙げることができます。
違いは、行政書士が数多くの種類を取り扱う仕事であること、税理士の仕事が税の申告や書類の作成といった税に関する仕事を中心とするということです。
行政書士の資格試験は難易度が高くなり、合格が難しくなってきました。司法試験並みに難しくなり、弁護士と同じ仕事ができるようになったことから、仕事に求められる能力の高さがこれまでとは違ってきています。
対して税理士の資格試験は、合格率が例年10パーセントを超えています。開業した場合の年収は、行政書士と比較すると高いものが望まれます。開業して年収の幅を広げることができるのは税理士であるということもできますが、集客する力が大きく求められるということにもなります。
仕事の管理をすべてパソコンによって行うことができるようになったことから、書類の作成にかける時間よりも、コンサルティング業務に力を入れることができるようになっています。
仕事は簿記に関すること、税に関することなど、経済や財政面に強くなければなりません。
