税理士の仕事…

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税理士による決算業務

企業は半年や1年ごとに一度、決算を迎えます。任意の1年間を「会計年度」として定め、その間を基準として企業が儲かったのかそうでなかったのかを期間として区切るのです。

決算の折には企業は非常に忙しくなります。決算に備え、業績が黒字になるように必死に売上を伸ばしたり、しっかり保管しておかなかった重要な書類を焦って探したりといった光景が見られます。

経理部門においても決算は1年で最も忙しい時期となります。それまで1年間の会計処理にミスがなかったかどうかを見直さなければなりませんし、決算時に行われる特殊な会計処理もあります。『貸借対照表』、『損益計算書』はやはり少しでも赤字から遠い状態にあることが望ましいものですので、その「見せ方」を変えるための会計処理というものもあります。

そこで、税務のプロである税理士に会計の決算業務の対応を依頼することができます。税理士事務所では決算業務を大きな収入源のひとつとしていて、顧問契約を結んでいる企業であっても別料金となっている場合も多くあります。

専門性が求められる会計処理としては例えば固定資産に関する減価償却などがあります。建物や車両などは購入後、年数が経過するについて価値が落ちていきますので、その評価額の変化を会計帳簿にも反映させなければならないのです。税理士の方は税務知識に基づいて適切な償却方法を選択し、1年分の会計処理を行います。

現状を正直に表すだけのものが貸借対照表や損益計算書であるというわけでもありません。「見栄え」の良い財務諸表は、株主や投資家からの評価を高めることにも繋がります。





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